世の中には、何ごとも悲観的に捉えるひとたちがいる。かれらにとって、世界は絶えざる心配事に満たされた場所である。いつも何かが不安で仕方ない。こういうひとはしばしば精神を病む。 一方、何もかも楽観的に受け止めるひとたちもいる。かれらはすべてを良いように考える。将来に何かしら問題があっても深刻には受け取らず、脳天気に生きていく。 さて、あなたはどちらに近いだろうか。ぼくはあきらかに前者なのだが、最近、その生き方を変えたいと思っている。といっても、べつに楽天家に鞍替えしたいと考えているわけではない。ぼくがめざしたいのは、悲観家でも、楽天家でもない第三の生き方だ。