「上質な開閉感とはなんだろうと考えた時に、上質な動きと感じるものを(開発時の)メンバーがそれぞれ、家から持ち寄ったんです。カメラのレンズとかそういうのを。それで感じたのは、一定の速度で滑らかに動くもの、操作感が軽過ぎずに精度の良さを感じるものは上質な動きではないかということでした。かしめの強さや刃の接触面積、開閉荷重まで、そういった上質な切れ味と感触に近づくように、細かく色々やってます」と藤谷氏が言うように、実際、かなり高級感があるはさみに仕上がっている。 それで、2000円台。確かに普段使いのはさみの定番になる可能性を秘めた商品なのだと思う。 【訂正:2022年11月7日12時30分更新 ※初掲載時、協力したデザイン会社の名称をTakrumと記載していましたが、正確にはTakramでした。お詫びして修正いたします】 関連記事 文章を書くことと「ポメラ」という道具の奇妙な関係 その誕生から