まずは、普段からなるべく「叱らなくていい状態」を整えることに力を注ぎましょう。そのためにできるのが、子どもが「できている時」に、こまめに気づき、認めてあげることです。 例えば、お友達と仲良く遊ぶ子に、「おもちゃを順番に使えて楽しいね。お友達も嬉しそうね」と喜んでみせます。また、兄弟が楽しそうに遊んでいたら、「2人で仲良く遊んでくれたから、ママの用事がはかどっちゃったわ、ありがとうね」と、嬉しそうに感謝してみましょう。 大げさに褒める必要もありません。子どもの肩や頭にそっと手を触れるなどし、心から喜ぶ様子を示してあげましょう。 親は、子どもの「できていない時」についつい関心がいきがちなもの。それでも、こうして「できている時」に、「ちゃんと見ているよ」とこまめに示し続けることで、「叱らなくていい状態」が強化されていきます。 ポイント2.子どもの気持ちに寄り添いつつ、方針をぶらさない 「叱らない