ブックマーク / elmikamino.hatenablog.jp (4)

  • ヒラギノ書体の由来と動向:知の考古学 - 記憶の彼方へ

    書体や活字など、文字そのものへの関心は、知識や情報のいわば「下部構造」、「無意識」への関心から発しているようだ。文字の造形には、朗文堂の片塩二郎氏のいう「タイポグラフィ」、すなわちリテラシーを含めた「知の領域」の幾多の層が畳み込まれていて、それを知ることは一種の「知の考古学」であると言えるだろう。 それにしても、アラビア文字の書体はもちろん、欧文書体も、そして身近な和文の書体に関しても、私は無知に等しいことを痛感している。例えば、見慣れているはずの、2001年幕張のMacworld Expo/Tokyoでスティーブ・ジョブズが「クール!」と発表したことでも知られるMac OSXに標準搭載されている「ヒラギノ(柊野)」書体の由来や動向についてすらよく知らなかった。 ヒラギノ(ウィキペディア) 有限会社字游工房ヒラギノ書体にこめられたフィロソフィ ヒラギノとはどういう書体か 字游工房代表の鳥海

    ヒラギノ書体の由来と動向:知の考古学 - 記憶の彼方へ
    hachi_gzk
    hachi_gzk 2008/02/16
    ヒラギノ書体
  • 凹みとかすれ - 記憶の彼方へ

    印刷見聞録*1に活版印刷の技術の核心にふれると思われる「凹みとかすれ」をめぐる記事がある。 2007-12-28「凹んでいるのが活版印刷!?」 昨年の活版印刷ブーム*2の中で発注時に多かった要望に次の二つがあったという。 (1)「(少々文字などが潰れてもいいので)凹むぐらい強く圧をかけて印刷してください」 (2)「印刷がかすれていてもかえって味があるのでかまいません」 ところが、そのような「凹み」や「かすれ」は、実際に活版印刷を行う職人さんたちにとっては技術、経験、誇りを捨てて、「へたくそ」に印刷することを意味する。 確かに活版印刷はオフセット印刷など他の印刷技法にくらべると、安定した印刷が難しいのは事実です。それでも、優れた職人さんはじっくりと時間をかけて版の高さを文字通り薄紙1枚の単位で調節して、ムラのない美しい印刷を心がけてきました。(それがスピードと低コスト合理化の時代に生き残れな

    凹みとかすれ - 記憶の彼方へ
    hachi_gzk
    hachi_gzk 2008/02/08
    活版印刷:職人の技術と需要のずれ
  • 世界地図を逆さに見たり、半分に切ってみたりして - 記憶の彼方へ

    そういう人も少なくないと思うが、私は世界地図を逆さに見るのが好きだ。いつもは北を、大陸の方を向いている心を思い切り南に、太平洋に向ける。北を背に、大陸を背にして、南に心を開く。環太平洋をポジティブに意識する。清々しい気分になる。 小さい頃から見慣れた世界地図には、イデオロギーというか、思想というか、そういうものから自由で中立的な地理的な知識だけが盛り込まれているというのは大間違いで、世界を北を上にして日列島を中心に見立てることは、立派なイデオロギーだ。 私の愛用の日製世界地図は半分に切ってある。そしてその世界地図では両端にかけ離れたヨーロッパと南北アメリカ大陸を来の位置関係において見るために、こうして置き換える。地球儀の代わりだ。そうすると、ヨーロッパの南北アメリカ大陸との距離感、また、例えば、ジョナス・メカスが、小国リトアニアから紆余曲折をへてニューヨークに辿り着いた軌跡や、ヨーロ

    世界地図を逆さに見たり、半分に切ってみたりして - 記憶の彼方へ
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    hachi_gzk 2007/07/15
    地図を加工する:
  • ソングライン - 記憶の彼方へ

    メカスのフィルム紹介でときどきぶつかるニューヨークの暗号のような使われ方をしているように感じられるストリート名を調べていて、New York Songlinesというサイトに出会った。Bruce Chatwin, The SonglinesにインスパイアーされたJim Naureckasさんが独力で作り上げたマンハッタンの歌の道である。邦訳ブルース・チャトウィンの『ソングライン』を手に入れたいと思ってアマゾンで検索したら、古で9,700円の値がついていた。あっさりと諦めて、オリジナルのペーパーバック9ドルを注文した。 ウェブ上には池澤夏樹さんによるチャトゥン礼賛の文章をはじめ、特にその『ソングライン』に共感する文章が多い。中でも、ツーリングライダーの内田一成さんの2000年7月25日の日付がある文章「ソングライン」はチャトウィンの『ソングライン』を下敷きにしながら、アボリジニとアイヌを繋

    ソングライン - 記憶の彼方へ
    hachi_gzk
    hachi_gzk 2007/06/22
    ブルース・チャトウィン『ソングライン』:「無数にあるその街道の一つ一つに固有の「歌」があり、その歌をイメージしながら進んでいけば、必ず目的地に辿り着くことが出来るのだという。」
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