山口:前回は、自分の仕事は自分で見つけるという話をしました。それともう一つ、今度は会社側からの話でいうと、労働時間を圧縮するのは、労働の量の問題なのですが、労働の質に関する議論が抜け落ちていると思うのです。それは端的にいうと、仕事に意味をつくってあげる、会社に意味をつくってあげることなのですが、何度も出ますが、他の会社と同じようなものを作って、代わり映えもしないけれども多少安いといっていて、それはなぜ安くできるのですかというと、うちの会社は社員の給料を安くしていますと、それはおかしいという話なのです。先ほどの話につながるのですが、要らない会社が多すぎるということで、一部にでも、僕が素晴らしいと思っている会社に、所沢の郊外にある石坂産業という産業廃棄物の処理業者があるのです。 倉重:女性社長のところですね。 山口:そうです。あの会社は世の中的にいうと、産業廃棄物の処理業者なのですが、非常に今