米航空宇宙局(NASA)の地球観測衛星テラ(Terra)搭載の高性能光学センサー「アスター(ASTER)」が撮影した、デンマーク領グリーンランド(Greenland)のペテアマン氷河(Petermann Glacier)から分離して漂流する新巨大氷山(2012年7月21日撮影、同27日提供)。(c)AFP/NASA EARTH OBSERVATORY/JESSE ALLEN AND ROBERT SIMMON 【7月30日 AFP】デンマーク領グリーンランドで氷河から崩落・分離してできた巨大氷山の映像を、米航空宇宙局(NASA)の地球観測衛星テラ(Terra)搭載の高性能光学センサー「アスター(ASTER、Advanced Spaceborne Thermal Emission and Reflection Radiometer)」が21日に撮影した。この画像では右側が北の方角になっている
米航空宇宙局(NASA)の広域赤外線探査衛星「WISE(Wide-field Infrared Survey Explorer)」が捉えた「炎星雲(Flame Nebula)」の画像(2012年7月27日提供)。(c)AFP/NASA 【7月30日 AFP】米航空宇宙局(NASA)は27日、広域赤外線探査衛星「WISE(Wide-field Infrared Survey Explorer)」が捉えた「炎星雲(Flame Nebula)」の画像を公開した。 冬の北半球の夜空でよく見えるオリオン座の東端に位置する炎星雲は、多くの新しい星が生まれるガスとちりの集まり。 画像の中心部には炎星雲のほか、「馬頭星雲(Horsehead Nebula)」や「NGC 2023」という2つの星雲が存在する。炎星雲は画像で一番明るく大きい星雲だ。 炎星雲を内側から照らしているのは太陽の20倍の質量がある恒星
約119億年前に大爆発を起こした「超新星」の残骸を東大や京都産業大などの共同研究チームが発見した。これまでの観測記録を約26億年さかのぼる最古の超新星で、元素の成り立ちなど初期宇宙の謎を解明する手掛かりになるという。 超新星は星が一生の終わりに大爆発を起こす現象。星の内部で生まれた鉄などの重い元素が宇宙空間にまき散らされる。 宇宙誕生から約18億年後の初期で、星や銀河が活発に作られていた時代に超新星がすでに存在したことを突き止めた。 米ハワイにある国立天文台のすばる望遠鏡などを使い、うしかい座の方角にある明るい天体のすぐ手前にガス雲を発見。マグネシウムや鉄など超新星爆発で生まれる元素を含むことから、爆発から約10万年後の超新星の残骸と判断した。 従来の最古の超新星は、爆発時の光を観測する方法で見つかったが、研究チームは質量の大きな天体が周囲の光を曲げる「重力レンズ効果」を利用。ガス雲と地球
すべての物質に質量(重さ)を与える未知の素粒子「ヒッグス粒子」の存在がほぼ確実となり、物理学は新たな時代を迎えた。歴史的な「発見」に貢献したのは加速器と呼ばれる巨大な実験装置だ。加速器は物質の根源を探る素粒子物理学に不可欠なだけでなく、宇宙誕生の謎の解明でも大きな役割が期待されている。(小野晋史)◇ 「ヒッグス粒子とみられる新粒子を観測した。素晴らしい結果が出た」。今月4日、欧州合同原子核研究所(CERN)の発表は、科学史に残るビッグニュースとして世界中を駆け巡った。 新粒子を見つけたのは「大型ハドロン衝突型加速器」(LHC)。一周約27キロもある世界最大の加速器だ。2つの実験チームのうち「アトラス」に参加する小林富雄東大教授は「LHCのおかげで物理学の新しい扉が開かれた。何十年に一度のことで、みんな興奮している」と話す。 加速器は真空の管の中に電圧をかけ、陽子や電子など電気を帯びた粒子を
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く