鎌倉市在住のアマチュア天文家、加藤公子さん(78)の名を冠した小惑星「Katokimiko」が誕生した。子どものころからの天体好きという加藤さん。自分の名前が宇宙に刻まれたことに「めったにないこと。感激しています」と話している。 加藤さんは、地球に衝突する可能性のある小惑星や彗星(すいせい)などの発見や研究に取り組むNPO法人「日本スペースガード協会」会員で、国内の隕石(いんせき)や、アメリカやオーストラリアなど世界各地のクレーターについて調査。恐竜絶滅の原因となった隕石衝突の証拠とされる地層も北海道で調べた。 小惑星は、2000年8月に同協会が岡山県内にある観測施設で発見した。観測を続けて軌道を調べるなどした後、長年の活動や協会への貢献から、加藤さんの名前を名称として国際天文学連合小惑星センターに提案。今年2月に認められた。 直径は推定約3・0キロ。火星と木星の間で、太陽の周りを約