父親を装って迷子の2歳男児を連れ去ったとして、岡山県警捜査1課と倉敷署は2日、未成年者誘拐の疑いで、倉敷市北畝、職業不詳太田英敏容疑者(30)を現行犯逮捕。男児は無事保護され、けがはなかった。 逮捕容疑は同日午後2時10分ごろ、倉敷市水江の大型商業施設「イオンモール倉敷」2階インフォメーションで、迷子の男児がいるのを見かけて誘拐を計画。店員女性(36)に「父親です」とうそを言って連れ去った疑い。「小さな子がいたのでやった」と容疑を認めており、同署は詳しい動機などを調べる。 同署などによると、男児は美作市から家族5人で訪れていた。太田容疑者に引き渡した数分後、入れ替わりで両親が迷子の届けに来たため、別人と判明。署員や店員が店内などを約1時間捜索、2階で男児と一緒にいる太田容疑者を見つけた。当時、施設内は初売りセールでごった返していた。 運営するイオンモール(千葉市)は、迷子の引き取りに免許証