マイナンバーカードと保険証を一体化させた「マイナ保険証」で、政府側がメリットとしている説明について、野党側が「誇張」だと批判を強めている。従来の保険証でも対応可能なものをマイナ保険証への切り替えがなければできないかのように示し、誤解を与えかねないとして、正確な説明を求めている。 1日、マイナ保険証をめぐって立憲民主党が開いたヒアリングでは、高額療養費のメリットを取り上げて説明を求めた。この制度では、ひと月あたりの医療費が入院などで高額になった場合、一定以上の支払い分は後で払い戻される。政府はこれまで、マイナ保険証を使うことで「窓口での限度額以上の医療費の一時支払いが不要」になると説明。従来は立て替え払いを避けるため、事前に「限度額適用認定証」を健康保険組合などの保険者から入手する必要があったが、その手間が不要になるとしてマイナ保険証のメリットの一例としてきた。 ただ、厚生労働省はこの日、今