滋賀県は22日、幕末から明治にかけて活躍した西郷隆盛が滞米中の大久保利通に宛てた自筆による長文の巻紙(縦15・8センチ、横4メートル75センチ)の手紙が県立琵琶湖文化館(大津市)に寄託された史料の中に含まれていたと発表した。これまでに内容は知られていたが実物が見つかったのは100年近く前の1927年以来とされ、「まごうことなき隆盛の自筆書簡。実物が出てくるとは驚いた」と専門家も喜んでいる。 今回再発見された手紙は、1872(明治5)年に岩倉使節団の一員として滞米中だった大久保に留守政府首班の隆盛が送った手紙。宛名や記載年は書かれていないが、2月15日の日付や「西郷吉之助」の署名があり、同年に書かれたとされる。
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