7日の新華社電は、中国チベット自治区の人口が過去50年間で約2・4倍に増え、増加のペースが全国で最も速いと伝えた。チベットの人口をテーマにした会議で配布された公式資料で明らかになったとしている。 新華社電は、少数民族のチベット族には一人っ子政策が適用されていないことや、医療・福祉の充実が背景にあると指摘する一方、漢族の流入がどの程度、人口の増加に影響しているのかは触れていない。 同資料などによると、1959年の自治区の人口は約123万人だったが、昨年には約290万人に増加。2000年の調査では自治区内の人口のうち9割以上がチベット族だったという。(共同)