国の財政状況が厳しい現在、「公務員の給料を下げろ!」という声はよく聞かれる。さらには、もらいすぎだろ!なんて声も上がるほどだ。 では実際、地方公務員はどれほどの給料をもらっているのだろうか? ところで、今「給料」という言葉を使ったが、地方公務員のお金の話をする際に確認すべき基本事項として、「給料」と「給与」の違いについて先に述べたい。 「給料」とは、基本給とも呼ばれる正規の勤務時間に対する報酬であり、そこに扶養手当や地域手当、住居手当などの諸手当をすべて加えた報酬を「給与」という。 さて、それを踏まえて「都道府県ごとの平均給与月額ランキング表」を見てみると、基本給である「平均給料月額」は、35万3400円でトップの愛媛県(平均年齢44・9歳)と、31万1700円で最下位の岡山県(平均年齢42・8歳)の差は、4万1700円と大きい。岡山県職員にしてみれば“同じ瀬戸内なのに…”と思うのではない