中東エルサレムの聖地を巡り緊張が続くなか、イスラエルのテルアビブやヨルダン川西岸のユダヤ人入植地の近くでイスラエル人がパレスチナ人に刃物で刺される事件が相次ぎ、イスラエル側では、かつて多くの犠牲者を出したパレスチナ人による抵抗運動が再燃するのではないかという懸念が広がっています。 イスラエル最大の商業都市テルアビブで10日、イスラエルの兵士が鉄道の駅前でパレスチナ人の男にナイフで足や腹部を刺され、死亡しました。 男はその後、近くの建物に逃げ込みましたが、警察に拘束されました。 10日には、イスラエルが占領するヨルダン川西岸のユダヤ人入植地の近くでも、パレスチナ人の男が車でバス停に突っ込んだあと、刃物でイスラエル人3人に切りかかる事件があり、25歳の女性が死亡しました。 男は、入植地の民間の警備員に射殺されたということです。 現地では、エルサレムにあるイスラム教の聖地にユダヤ教徒が入り、祈り