たびたび高額所得者層から「税金が高すぎる」という声が挙がっている。年収1000万円以上という人の中でも、累進課税については納得している人たちもいるものの、「高い税金を納税しているのに恩恵がない」と感じている人も多いようだ。都内に住む50代後半の男性は、キャリコネニュースに、 「各種支援は所得による制限が多く、恩恵なし。子どもを支援する制度がないと、さらに少子化が進むだろう」(年収1200万円台/メーカー) という声を寄せている。今回は「年収1000万円以上の人たちの税制に対する不満」を紹介しよう。(文:大渕ともみ) 「『子どもが満10歳を迎えたら1人につき1000万円支給する』などすればいい」 「いまさら累進課税について怒ることはありませんが、納税の恩恵に関しては納得いかない点が多々あります」と語るのは、都内在住の30代前半の男性だ。IT企業勤務の男性の年収は1400万円台。3人の子どもを