東京・内幸町の東京電力本店前では放出直前の24日午前、市民らが放出に抗議した。市民団体「さようなら原発1000万人アクション実行委員会」が呼びかけ、主催者発表で400人余りが参加した。 韓国や中国など海外メディアが集まる中、参加者らは「汚染水を海に流すな!」などと書いた横断幕やプラカードを掲げ「漁民の声を聞け」「東電は約束を守れ」などと声を上げた。 実行委の井上年弘さん(65)は「東電は福島の苦しみを理解しようとせず、海を汚して何の良心の呵責(かしゃく)もないのか。暴挙を許さず、監視の目を光らせなくてはならない」と強調した。(長竹祐子)