本年で15周年を迎える「WIRE」。日本のテクノシーンを開拓し、ダンスミュージックシーンの変遷を見つめてきた電気グル―ヴの石野卓球が立ち上げた、国内最大の屋内テクノパーティだ。今年も9月14日に横浜アリーナでの開催が決定している。今回は「WIRE」という存在について、15周年にちなんで15歳の頃について、石野卓球にじっくり聞いた。 取材・文 / 伊藤亜希 撮影 / 上山陽介 ──「WIRE」15周年ということで……。 15にまつわる、たくさんの質問を? ──はい(笑)。15にちなんで、まずは15歳のときのお話を。年齢的には中学3年生から高校1年生ですよね。どんな日々を過ごしてました? 高校が地獄。毎日がイヤだった。自分が入った高校がとにかく厳しくて。毎日毎日、辞めたいと思ってたくらい。中学時代はわりと楽しかったから、まさに天国から地獄。同じ高校の子はほとんどその厳しさを受け入れるっていうス