日本の民間として初の月面着陸に挑戦した東京のベンチャー企業「ispace」は、着陸予定時刻を過ぎた午前4時半過ぎ、「月着陸船との通信が確立できていない」と発表しました。企業は詳しい状況の確認を続けていて、午前9時から会見を開いて説明することにしています。 月面着陸へ降下開始 東京のベンチャー企業「ispace」が開発した月着陸船は、ことし1月、アメリカ・フロリダ州の発射場からロケットで打ち上げられたあと、月へ向けて飛行し、先月28日には、月の上空100キロ付近を回る軌道に入りました。 企業によりますと、着陸船の通信状態などに問題はなく、6日午前3時すぎ、予定どおり月面への降下を始めたということです。 着陸船はガスを噴射して減速しながら1時間ほどかけて徐々に月面に近づき、午前4時17分に月の北半球の「氷の海」と呼ばれるクレーターのない平たんな場所に着陸する計画です。 「ispace」はおとと
