私は宮間あやキャプテンを「ネ申」だと思っています。 その神たる理由は単にサッカーが巧いとかだけではなく、その類稀なる「分析力と発想力」、そして人格からです。 そうはいっても宮間選手も人の子、今回はキャプテンとしての重圧からかフィールドプレーのキレが生まれない。そんな時に駆使したのは「口」とセットプレー。 あの試合前の名言「素晴らしいみんなと、素晴らしいウェンブリーという舞台に立てて、私はすごくうれしい」はもちろん、フランス戦前「個々の能力は高いが、組織的ではない」と言い切り、チーム全体にどうするかを植え付け、実際その分析と対応策が的中していましたね。 流れでの動きが悪い自分を冷静に判断できていて、マスコミにこう反論。 「ミスが多いと言われるけど、それは誰よりも自分がわかっている。私はただボールを蹴っているわけではない」 そしてパスが冴えないからこそ、落ち着いてできるセットプレーで自分の力を