携帯電話業界は、売場に行っても雑誌を見ても、話題はスマートフォン(スマホ)一色のようだ。全国量販店の実売ベースを集計したBCNランキングによると、今年2月は上位6位までスマホが独占。「日本国民総スマホ化」が着々と進んでいるようにも見える。 しかし、よくよく内実を見るとそうでもないらしい。同じBCNランキングでは携帯電話販売台数に占めるスマホの割合も発表しているが、2月は44.3%であり、これまで5割を超えた月はない。つまり、まだ5割以上は日本独自の従来型携帯電話、いわゆるガラパゴスケータイ(ガラケー)が占めている。 また、家電量販店だとスマホの売り上げが若干高めに出る傾向があり、携帯電話ショップなどを含めればもっと比率は高いと推測される。全体で見ると、実はスマホよりガラケーのほうが売れているのだ。 では、ガラケーの中でも何が売れ、注目されているのだろうか。BCNランキング(3月7日~13日