(社)日本音楽著作権協会(JASRAC)は、理事会後に開催した記者懇談会で、'97年度の使用料徴収額は前年度比4パーセント増の942億円と発表。また2月に開始した客席面積が5坪までのカラオケ利用店からの使用料の徴収や、定款の改正に関する報告も行なった。特に、複数の団体で音楽著作権を管理することへの見解は以下の通り。 同協会は'39年に設立。これまで59年間、唯一の管理仲介業者として音楽著作権を一元的に管理してきた。しかし今年4月に、CD-ROMやDVD、インターネットでの配信における音楽著作権の管理を目的に、ミュージックコピーライトエージェンシー(株)(MCA)が文化庁に仲介業務の許可を申請した。回答は7月までに下りる予定。MCAでは、「JASRACの対応が遅れている分野で、著作権者の立場に立って業務を行ない、自由競争をしていきたい」(松本圭一MCA代表取締役)としている。 複数の団体で著
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