パキシル(一般名:パロキセチン塩酸塩)は、2000年から発売されている抗うつ剤です。 「SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)」という種類に属し、主に神経間の「セロトニン」という物質を増やすことで、落ち込み・不安といった症状を改善させてくれます。 パキシルは良くも悪くも「キレのある」お薬です。鋭く効くようなイメージを持って頂くと分かりやすいかもしれません。 そのため、「他の抗うつ剤は効かなかったけど、パキシルを服用してから調子がとても良くなりました」といった良い評判もある一方で、「飲み忘れると離脱症状がひどく、1回使うとやめられなくなる」「副作用が強い」といった悪い評判もあり、患者さんによって評価が非常に分かれるお薬になります。 ネットでは悪い評判の方が書かれやすい傾向がありますので、そのような評判を読むと服用するのが怖くなってしまうかもしれません。 確かにパキシルは一長一短ある抗う
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