いつも番組をご覧いただき、ありがとうございます。 今回は、宮城県岩沼(いわぬま)市です。 人口は約4万5千で、津波で市の半分が浸水し、180人以上が犠牲になりました。建物の被害は5400戸を超えています。宮城県内では岩沼市の復興スピードが圧倒的に速く、“復興のトップランナー”と言われてきました。海岸線から約3㎞内陸にあった広大な田んぼを埋め立て、新たな住宅地“玉浦西(たまうらにし)地区”を造成しました。 農地が多い岩沼市は平坦で広い土地を確保しやすく、地権者の同意も早かったため、県内でいち早く、震災翌年に国から集団移転事業の認可を得ました。住民代表や学者、市の職員が、30回近く会合を重ねて地区の設計を徹底議論したため、住民と市の間に決定的な対立も生まれず、スムーズに集団移転は進みました。沿岸部の6つの集落に住んでいた約1000人が、新築した家や災害公営住宅に移り、すでに5年前に“まちびらき
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