つれづれに関心のあるテーマについて不定期に書きます。 2010年11月に「重不況の経済学」、2013年10月に「日本国債のパラドックスと財政出動の経済学」(新評論)を出版したので、とりあえず、それに関連した内容が多くなります。(2014年3月11日) 関連:財政出動論1〜9までの目次と概要 ・・・その他《このブログ全体の目次》 財政出動論13《構造改革と米国》 財政出動論11《需要項目から大恐慌》 財政出動に効果がないという理論的な根拠としては、マンデル=フレミング効果やリカードの公債中立命題がある。ここでは(「重不況の経済学」327—329頁あたりでふれたのだが)、改めてリカードの中立命題について「財政出動論の立場」から整理してみよう。 改訂 H23.3.2若干追加。H23.4.21再修正。H23.6.7、H23.7.28若干補足、H24.2.23補足 なお、【財政出動論25(リカ