『日本が陥ったデフレ経済の原因とは』 経済学の常識の範囲ならば日銀からの資金供給量(マネタリーベース)が増えると、市中に出回る通貨総額のマネーサプライ(マネーストック)も増加し、銀行からの企業向け融資も増加する。 通常ならマネタリーベースとマネーサプライと銀行融資とは連動していて、この3者には密接な相関関係が存在している筈なのです。 ところが、我が日本国だけに限れば1997年の消費税増税前後からは三者の動きが一致しなくなっている。 (アメリカも2008年のリーマンショック以後のQE1やQE2、現在のQE3では一致していない) 経済がデフレになるかインフレになるかはマネタリーベースの増減ではなくて、マネーサプライ(money supply)の増減が決定的に影響する。 日本はバブル崩壊後の20年間、マネーサプライは一定であり経済規模の拡大以下の水準なので、今のように必ずデフレになって当然であっ