第3回宮城県リハビリテーション支援会議が開催された。様々な情報交換をする中で浮かんだアイディアがあるので、メモをする。 今回の大震災を受け、リハビリテーション支援関連10団体が活動を行っている。ただし、広範囲かつ甚大な被害への迅速な対応が迫られたが、実際に動き始めたのは4月になってからとやや立ち遅れた感は否めない。反省を含め、今後起こりうる大災害に備え、あらかじめ組織づくりを行っておく必要があるのではないかという話題になった。 災害医療に関していうと、阪神・淡路大震災を受けて創設されたDMAT(Disaster Medical Assistance Team、災害派遣医療チーム)があり、今回の東日本大震災においても、全国からすみやかに集まっている。しかし、災害救急病院の現状を聞くと、搬送されてくるのは溺水で死亡した患者か低体温症患者がほとんどであった。トリアージタグでいうと、黒か緑かという