MVNO(Mobile Virtual Network Operator)形式で全米に携帯電話サービスを展開する米Virgin Mobile USAは6月27日(現地時間)、同じMVNOの携帯キャリアである米Helioの買収合意を発表した。買収総額は3900万ドルで、全額Virgin Mobile株式との交換で行われる。2006年のサービスインから約2年が経過したHelioだが、加入者数は現時点で20万人未満と振るわず、今回の買収はHelio救済とともに、合併効果によるVirgin Mobileの事業強化が狙いにある。Virgin Mobileも売上低迷に悩まされており、改めてMVNOビジネスの難しさが浮き彫りになった形だ。 英Virgin Group傘下で携帯電話事業を展開するVirgin Mobileは、自社で携帯電話ネットワークを持たず、各国の携帯キャリアとパートナーを組んでMVNO