9月2日にスタートした着物通販サイト「FURICLE(フリクル)」。海外向けのため表記は英文。ヨーロッパ、北米、東南アジアからの問い合わせが多いという(写真提供:ソウ) 国内では、推定で約8億枚もの着物がタンスで眠っていると言われている。こうした着物や付随する反物・帯などの伝統商品を持ち主から無料で譲り受け、海外の愛好家に低価格で販売するネット通販サービス「FURICLE(フリクル)」が9月2日にスタートした。 運営会社は、WEBマーケティング会社のソウ(SOU)。代表の八木創平氏は、京都の西陣織工房で生まれ育った背景から、日本の伝統文化に深い思い入れがあり、フェイスブック上で外国人を対象とした着物コミュニティを運営していた。そこで、外国人着物愛好家の熱い需要を知る。 「写真をアップするとすぐにリアクションがある。「着物のモデルになるのが夢」「どうしたら手に入れられるか教えてくれ」といった