2008年7月12日のブックマーク (2件)

  • スナドリネコさんと夏目漱石 - jun-jun1965の日記

    うふ。最近はやりの通俗哲学書の題名みたいだ。 『ぼのぼの』のスナドリネコさんはかっこいいが、要するにヤクザもんのかっこよさだ。そのスナドリネコさんは、ぼのぼのが困っていると、「困るのはかならず終わるんだよ」と言う。私はてっきり、生物は必ず死ぬから、その時に「困るのは終る」という意味だと思っていたら、そうではない、と言う人がいる。確かに中島みゆきも「いつか笑って話せるわ」と歌っている。 しかし夏目漱石の『道草』の、漱石人と思しい健三は、「世の中に片付くなんてものはほとんどありゃしない。一遍起こったことはいつまでも続くのさ。ただいろんな形に変わるから、人にも自分にも分からなくなるだけのことさ」と言っている(正確な引用ではない)。 そりゃ漱石の言うとおりだと思う。何も笑って話せないまま死んでいく人も大勢いるだろうし、死の床でまで困ったままの人も大勢いるだろう。

    スナドリネコさんと夏目漱石 - jun-jun1965の日記
    haineko2003
    haineko2003 2008/07/12
    ヤクザは明日がない,今日を生きてるからなぁ。アジモフの短編で「夜来たる」というのがあったけど、「明けない夜」もあるわけだ。猫猫ウェブの論文集がうれしい。「源氏物語批判史序説」、ありがとうございます。
  • 正しい育児 - 内田樹の研究室

    一昨日は『プレジデント・ファミリー』、昨日は『日経キッズプラス』と2日続けて育児誌の取材を受ける。 どうしてなんでしょうね。 私は育児にビジネスマインドがからむことを少しもよいことだと思っていないので、これまでもことあるごとにこのような雑誌についての批判を公言してきた。 先方には私に筆誅を加えるいわれはあっても、ご高説拝聴というようなことを言ってくる義理はない。 ともあれ、せっかく遠路お越しいただいたわけであるから、「まあ、いいからそこに座りなさい」とエディターとライターを招じ入れて長説教。 あなたがたの雑誌が推奨しているような育児戦略はその根から間違っているのであるという話をする。 両誌の編集者たちはたいへん熱心に聴いて、納得顔で帰っていった。 うーむ。 昨日の最初の話題は「子どもを階層の違う家庭の子どもと付き合わせることの可否」であった。 最初は質問の意味がよくわからなかったのだが、

    haineko2003
    haineko2003 2008/07/12
    のシステムに従うのは、依存(甘え)ではなく自立への第一歩。一方的な依存(甘え)の状態では、不条理に耐え自分の頭で考える習慣(学習)はできない (参照)「戦後民主主義は人から忍耐と従順を奪った」(佐野洋子)