ブックマーク / jun-jun1965.hatenablog.com (34)

  • 浅田真央が好き - jun-jun1965の日記

    実は今まで隠してきたのだが、浅田真央が好きである。自分でも、こんな二十歳未満の、そんな美形じゃない女のどこがいいのか、と抑圧して、新聞などに写真が出ていると、切り取っておきたいのを抑えてきたのだが、今日はテレビで観た。まるで自分の娘が踊っている(?)ようにどきどきした。 解説が八木沼純子だったが、私は彼女も好きだった。これは美人だった。当時の八木沼の愛称は「ジュンジュン」だった。その後、初めてつきあった女性を「ジュンジュン」と呼んだこともあるが、起原は八木沼である。だからjun-junなのである。1965は谷崎先生の没年である。いやもちろん、谷崎年譜から始まったからジュンジュンではあるのだがね。 - 文藝誌の匿名時評、相変わらずダメだなあ。「侃侃諤諤」は島田雅彦でもからかっているのか知らんが、面白くないし、「相馬悠々」も微温的だし。『週刊現代』の「ナナ氏」まで微温的になってきた。どうなって

    浅田真央が好き - jun-jun1965の日記
    haineko2003
    haineko2003 2009/02/09
    <私は「メロドラマである」の一語を見ただけで何が書いてあるか分かったよ。>『日本語が亡びるとき』はメロドラマというより私小説。http://d.hatena.ne.jp/jun-jun1965/20081220は、うまく的を射ている。
  • 予備校時代の恋 - jun-jun1965の日記

    保谷七緒美さんの友達だった人は、私が大学へ入った年に最初の著書を出した林真理子に似た名前だった。予備校で見かけて、何しろ男子校を出て、三年ぶりに女子のいる世界へ出たものだから、その美貌に、口を利いたこともないのに一目惚れ、しかし授業中ふと見ると壁に彼女の名前が書いてあったりしたから、ファンは多かったようだ。 確か年末ころになって、私はそのことをぺらぺら喋り、Kという奴が当人に話しに行き、私の友人は、ひでえ、あいつ小谷野を陥れようとしている、と言っていたが、Kは私のところへ来て彼女の電話番号を渡し、連絡するにしても受験が終ってからにしてくれ、という伝言を伝えた。しかし当時の私にそんな度胸があるはずもない。彼女と親しくしていた背の高い男がいて、数日後、私が誰かと話していると、そいつとは知り合いらしいその男が来て、「おう××、お前おもしろい奴と知り合いだな」と言いながら、私のほうを見て目を合わせ

    予備校時代の恋 - jun-jun1965の日記
    haineko2003
    haineko2003 2009/02/03
    <もうあまりに私自身がバカすぎて、この当時のことは小説にもできない。> そこをなんとか。いまの若い人には、うけると思う。
  • ポストモダンとモダニズムと前衛はどう違う? - jun-jun1965の日記

    ノーベル賞をとったけれど飛行機恐怖症なので受賞式には行かなかったオーストリアのエルフリーデ・イェリネクの『ピアニスト』を飛ばし読みした。あの気持ち悪い映画を観てから。前に中込啓子の翻訳がひどいとか言っていた人がいたが、別にひどくない。単にイェリネクの文章が特殊なだけだ。 - 「銀河鉄道999」映画版を久しぶりに観たけど、やはり完成度が高い。ハーロック、かっこいいよなあ。ところで松零士の裁判だが、著作権侵害ではないという確認は退けられたのに、「盗作ではないと判決」なんて見出しのニュースがあったぞ。法律音痴が多いなあ。もっとも、なぜ確認請求を退けたのかは、判決文を見ないと分からないが。「国境のトンネルを抜けるとそこは雪国であった」だけでは著作権侵害にならない、というのだから、むしろ松は盗作だと信じていたから名誉毀損は不成立、かつ著作権侵害はないと確認するのが妥当な判決だと思うが。栗原さんや

    ポストモダンとモダニズムと前衛はどう違う? - jun-jun1965の日記
    haineko2003
    haineko2003 2008/12/28
    「セックスを売っていた女性が表舞台に居続けるのは難しいことだよね。」無意識の(大部分を人に売ってしまって)ない、裏表がない生活ではエネルギーの源泉がないから寿命が半分以下になってしまう。とても気の毒だ
  • 眉唾「タコ」語源説 - jun-jun1965の日記

    先日、「タコ」というのはいつから罵倒語になったのかと書いたら、こんな説があると教えてくれた人がいる。 http://blog.livedoor.jp/miwobooks/archives/850383.html (なお大野智と書いてあるが大野敏明) しかし当該書を見ても、出典が書いていない。巻末にある参考文献をいくつか当たったが見当たらない。第一、近世武士が使っていたというなら、それから近代をへている間にもっと豊富な用例があるはずだが、見たことがない。米川明彦『日俗語大辞典』には、嫌な男、不細工な男を罵っていう言葉。関西のことば、とあるが、用例が最近のものばかりで、関西語とする根拠も書いていない。牧村史陽『大阪ことば事典』にも載っていない。私の記憶では、1980年ころにビートたけしが「このタコ!」とやってから広まったものだ。 しかもこの大野説、いかにも胡散臭い。来なら当人に出典を訊くべ

    眉唾「タコ」語源説 - jun-jun1965の日記
    haineko2003
    haineko2003 2008/12/21
    「こういうのは、よほど世渡り上手の人たらしでなければありえないこと」 第6回(2007年)小林秀雄賞受賞作品 『 私家版・ユダヤ文化論 』 内田樹。なるほど。
  • 藝術院会員 - jun-jun1965の日記

    (活字化のため削除) - 「ゼロアカ道場」に、「もういっぺんやってみない?」と三ツ野君にタクシー内から携帯で電話をかける東浩紀の映像があるが、明らかに「進め!(のち「進ぬ!」)電波少年」の悪人風プロデューサーの真似だな。 (小谷野敦)

    藝術院会員 - jun-jun1965の日記
    haineko2003
    haineko2003 2008/12/04
    富岡多恵子・・・石井桃子・小川国夫の後釜。浄瑠璃小屋の舞台の端の暗がりで聞いていた少女というだけで選ばれたのかもしれない。「湖の南」もいい。大庭さんのように年下のパートナーがいても先のことを考える。
  • ■ - jun-jun1965の日記

    以下に掲げるのは、二年前に一度掲げて削除したものである。これは当時阪大言語文化研究科の院生だった某君から来たもので、渡辺秀樹のさらなる悪業を暴露したものだが、当時その某君から懇願されて削除したもので、その際、某君が博士論文を書くまで待つという約束をした。しかしもう二年たつし、せっかくYMの悪事が暴露されたいい機会なので再掲する。 二年前、私は秀樹がパワハラ対策委員になっていることを知り、激怒して抗議したが、例によってのらりくらりと対応されたあげく、かつて被害を受けたというなら話を聞くが、メールではダメだ大阪へ来て面談しろと言われ、なぜかと問うと、別人のなりすましかもしれないからだと言うので、それなら委員長の北村さんはよく知っているのだから電話をかけると言ったが頑として聞かなかった。 あそこのセクハラ対策委員会だのパワハラ対策委員だのというのは、何ら教員を処分するという方向へは持っていかない

    ■ - jun-jun1965の日記
    haineko2003
    haineko2003 2008/11/28
    安冨歩さんの本にもあったけど,「いじめ対策」や「DV対策」みたいな部署に相談に来るのは、いつもいじめる側や暴力をふるってる側が多いってのとよく似てる。彼らは敏感だから先回りしてもみ消そうとする。
  • 変身忍者嵐×快傑ライオン丸 - jun-jun1965の日記

    私は小学校3−4年のころは特撮ファンだったが、『変身忍者嵐』は観なかった。同世代の関東地方の人なら分かるだろうが、『ウルトラマンA』の裏番組だったからである。ちょうど同じ頃に、『快傑ライオン丸』の放送も始まったので、いずれも時代劇の等身大変身ものということで、当時予告を見て驚いたのを今でも覚えている。 で、『ライオン丸』のほうはもちろん観ていた。で、今になって『嵐』をDVDで観始めたのだが、これは『A』の裏番組なので視聴率では苦戦したというが、内容的に、『ライオン丸』に負けているなと思わざるをえない。だいたい嵐のコスチュームはまるでチンドン屋である。あんな派手派手しい忍者があるものか。それに比べて、ライオン丸のデザインは美しかった。また変身シーンも、嵐は「吹けよー嵐! 嵐!」と叫ぶだけで、リズム感がないし、形としても工夫が足りないし、一回に二度も変身して、その都度、「ハヤテの脳が異常振動を

    変身忍者嵐×快傑ライオン丸 - jun-jun1965の日記
    haineko2003
    haineko2003 2008/11/24
    「うしおの評伝を鷺巣詩郎が書けばいいのに。」お父さんのことよりSONGBOOKの新盤を出してほしい。
  • ダグラムの感動 - jun-jun1965の日記

    私は『太陽の牙ダグラム』が好きだった。ちょうど私の予備校生時代から大学二年にかけて放送されていた。おもちゃが売れたため異例の延長になったが、アニメ評論家の間ではひどく評判が悪いという、『ガンダム』や『イデオン』とは逆の結果となった連続アニメだった。 これは、地球連邦からの独立戦争を描いたもので、主人公の少年は、連邦評議会議長の息子でありながら、独立軍に身を投じるという役回り。ヘルムート・ラコックという冷徹な政治家が悪役で出てきたが、これはいいキャラだった。他の戦争ものロボットアニメに比べて、「政治」が描かれる比重が高かったのも、私が気に入った理由だが、それも当時の評論家からは、大人が見ても感心するほどには描かれていないなどと散々に言われていた。しかし富野アニメの、未来社会なのに一族が王族のように軍事司令官をやっているというファンタジー的な設定に比べて『ダグラム』はよりリアルで、言いがかりで

    ダグラムの感動 - jun-jun1965の日記
    haineko2003
    haineko2003 2008/11/16
    保守本流「正義を貫徹するよりも妥協が必要な場合もある、というような世界観」。対するに、死ぬまで永遠の青年(きどり)「こういう、永遠に生きるつもりでいる人というのは、しばしばいるものだ。」幼稚な文化人。
  • ■ - jun-jun1965の日記

    もし日に、死刑存置論者の禁煙ファシストというのがいたら、ディレンマに苦しんでいるに違いない。国連では、死刑廃止は世界の「すう勢」だと日への不満を表明したと報道された。「趨勢」くらい書けよ新聞、であるが、もしその者が「世界の趨勢だからと言って従う必要はない」と言えば、禁煙もまた世界の趨勢であるから従えという理屈が破綻するからだ。これに引っかかりそうなのが橋下徹である。橋下は、禁煙化は世界の趨勢だと豪語しているが、なら橋下よ、死刑廃止も世界の趨勢であるから、光市殺害事件で死刑判決を免れようと努めた弁護団に対して謝罪せねばならなくなるだろう。どうする橋下、どうするファシスト。 そういえば亀井静香は死刑廃止論者で、綿貫民輔は禁煙推進議員連盟会長である。ということは、国民新党は「世界の趨勢に従う党」ということになるね。 私も知っているさる大学教授は、飛行機に乗れないそうである。西洋文学が専門なの

    ■ - jun-jun1965の日記
    haineko2003
    haineko2003 2008/10/31
    死刑存置論喫煙者バンザイ。死刑廃止論禁煙者=健康国家ファシストは氏ね、になるのかな。「私を裏切らないから好き」という愛犬家や愛猫家で死刑存置論&嫌煙家の人がよくいる。最悪。廃止論喫煙者もうざい。団塊?
  • 久しぶりに - jun-jun1965の日記

    パイプクラブに寄稿しました。 http://www.pipeclub-jpn.org/column/column_01_detail_39.html そういえば、ドイツでは6月に、禁煙法に対する違憲判決が出ていたのを忘れていた。禁煙ファシズムは連合国主導だね。 やあ困った。『新刊展望』11月号で、川村湊先生が、西村賢太と私を並べて「新私小説派」などと呼んでおられる。ううむ・・・川村先生、極悪人なんて言ってすみません、×野頼×のあれは褒め殺しですよね。 - 中桐雅夫の代表詩集『会社の人事』(1976)に、「ことばの言い換え」という詩が入っている。 彼の死は、自殺ではなく自死だという人もあるが、 死はいくら言い換えても死だ、 言い換えに浮き身をやつすのは、 中味の薄さをごまかすためにすぎぬ。 ことばは時とともに変わる、しかし忘れるな、 変える必要がないものは変えないことが必要だ。 変える必要が

    久しぶりに - jun-jun1965の日記
    haineko2003
    haineko2003 2008/10/18
    笙×頼×は絶滅危惧種のチャンピオン。抱卵しても孵らないから飼い殺し。
  • ル=クレジオの思い出 - jun-jun1965の日記

    J・M・G・ル=クレジオがノーベル賞を受賞した。フランスからはクロード・シモン以来なので23年ぶりだ。 私は大学一年の時に、当時好きだった同じクラスのTさんと一緒に第三外国語のフランス語をとっていた。クラスからは彼女と二人きりで、けっこう嬉しかったはずだが・・・。先生は確かまだ非常勤の竹内信夫先生で、その年37歳だったが、翌年から東大助教授になった。一学期はもちろん文法で、二学期になるとル=クレジオの「ロンド」を読まされた。これは難儀だったが、1月に中央公論社の『海』2月号が、ル=クレジオの作品の翻訳を載せた。当時『海』は塙嘉彦編集長の下斬新な誌面を作っており、最晩年の里見紝の作品もここに載っており、毎月海外の新しい作家の翻訳を載せていて、村上春樹訳のレイモンド・カーヴァー特集もあった。 私はさっそくそれを買って、豊崎光一訳の「ロンド」を通読したが、あまり面白くなかった。それでもその『海』

    ル=クレジオの思い出 - jun-jun1965の日記
    haineko2003
    haineko2003 2008/10/12
    ちょうど今、竹内信夫他訳「ライプニッツのシステム」を読んでいた。ル=クレジオへの想いは、団塊と絲山秋子さんではぜんぜん違うんだろうな。Wikiがうまく紹介してる。「海をみたことがなかった少年」がマイベスト
  • 黒古一夫の村上春樹論 - jun-jun1965の日記

    私は『反=文藝評論』に徹底的村上春樹批判論を載せた時、黒古一夫による春樹論を見落としていたらしい。あの時はかなり網羅的に春樹論を見たはずなので、不明を恥じる。黒古には三冊の「村上春樹」を表題に含む著書があるが、うち一冊は私のあとで出たものである。また『村上春樹と同時代の文学』は、1990年のものだが、実際に春樹に触れているのは、『TVピープル』の時評めいた一文だけで、しかも最新の『村上春樹 「喪失」と「転換」の物語』は、第一部が『村上春樹 ザ・ロスト・ワールド』と同じなので、事実上黒古の春樹論は一冊しかないと言ってもいい。 つまらぬことから書くと、黒古は、『風の歌を聴け』を春樹の「デヴュー作」と書いている。古い文章から最新のまで「デヴュー」である。教養のないライターや佐藤亜紀などがよくこういう間違いをしでかすが、六十を過ぎてなお、「デヴュー」を英語のdeviewか何かだと思っているのだろ

    黒古一夫の村上春樹論 - jun-jun1965の日記
    haineko2003
    haineko2003 2008/09/26
    「私には分かっている。文学史を知っているから。」ここまで言ってもわからない人にはわからないし、そういう人はみんなの見えないところで変な画策をする。正当に評価されるべき人が消されていく。ひどい世の中だ。
  • こけら落し! - jun-jun1965の日記

    昔、柳生博が司会をする『ハンターチャンス』とかいうクイズ番組があった。クイズ番組にもいろいろあって、『カルトQ』のようにとんでもない細かい知識が必要なものもあれば、『ヒントでピント』のように、藝能人出演ながらそうとう頭がよくて知識がないと答えられないものもあったが、『ハンターチャンス』は凡庸なおばさん向けの、低レベル番組で、割と東大あたりの学生など、出演者をバカにしながら観ていたように思う。 その番組で、「秋は日が早く暮れることを、秋の日は、何というでしょう」という問題に、バコン、とボタンを押して、「こけら落し!」と叫んだおばちゃんがいたのを今でも覚えている。 因みに「柿落し」の「柿」の字は果物の柿とは微妙に違って、上のチョンと下の棒とがつながっているのだが、見た目は同じなのでみな代用している。 そういえば『アメリカ横断ウルトラクイズ』で、「一人で語るのはモノローグ、二人で語るのは」という

    こけら落し! - jun-jun1965の日記
    haineko2003
    haineko2003 2008/09/25
    秋の日は つるべ落とし 小さくしぼむ 帰り道(矢野顕子)
  • 光田和伸を追撃 - jun-jun1965の日記

    先日、光田和伸の『恋の隠し方』を批判したが、作家の秦恒平先生から、あれは自分が『慈子(あつこ)』という小説で書いたことと近い、と報せてきた。私は『慈子』は読んでいたのだが失念していた。秦先生は全作品をネット上で公開しているので、これである。 http://umi-no-hon.officeblue.jp/home.htm さらに秦先生の「兼好の思い」というエッセイもあって、これはネット上にないようなので、秦先生が送ってくださった現物を掲げておく。別に光田が剽窃したというような話ではなく、単に先行研究をちゃんと調べなかったのだろう。それにしても、光田はこの内容をインターネット放送で七年ほど前に流したという。いったい七年もたって、相変わらず内容スカスカというのは、その間何をしていたのだろうか。 - 旺文社「日歴史展望」第五巻『南北朝 分裂と動乱の世紀』瀬野精一郎責任編輯 所収 一九八一年七

    光田和伸を追撃 - jun-jun1965の日記
    haineko2003
    haineko2003 2008/09/20
    うぉっ。すごい。猫猫先生、秦恒平様、ありがとうございます。
  • 凡人の連想 - jun-jun1965の日記

    草柳文恵が自殺した。どちらかというと私好みの美人だったのでややショックである。父の大蔵はハンサムだったが、随分たくさん女性論を書いていた。文恵は昨年病気の手術をして、悩んでいたというから、悪い病気だったのかもしれない。かつて棋士の真部一男と結婚したのだがこれもハンサムだった。ところが真部は評論家の小沢遼子とダブル不倫をして、当時藝能レポーターに「真部さんとはどういうご関係なんですか!」と訊かれた小沢は、シラッとして「恋人です」と答えていた。それで真部とは離婚。その真部も昨年病死した。小沢は15歳年上で、美人でもない。さぞショックだったであろう。なぜ小沢が真部を恋人にしえたかというと、・・・・・・が良かったのだろう、などと思う。 さてミクシィのニュースで日記を書いていてトップに上がっていたのが、「美人なんだから貢いでくれる男もいたろうに」とかあって、病気だったとか、そういう情報が入る前に書い

    凡人の連想 - jun-jun1965の日記
    haineko2003
    haineko2003 2008/09/10
    ”父の大蔵はハンサムだったが、随分たくさん女性論を書いていた。”逆接の助詞「が」が効いている。いつも泣きそうな顔してたおじさんという印象があるけど、罪な人だったんだろうな(自分だけは罪から免れていて)
  • 名乗らないチブル星人 - jun-jun1965の日記

    『ウルトラセブン』の「アンドロイド0指令」は、『怪獣総進撃』のキラアク星人役の小林由岐子が突然美しい姿を現すのだが、金髪なのをフルハシもアマギも変に思わない。それはともかくここに出てくるチブル星人の「チブル」というのは、沖縄語で頭という意味だとよく言われるが、実は編中で一度も「チブル星人」と名乗らないし、そういう語も出てこない。『ウルトラセブン』は他のウルトラシリーズのように、登場怪獣怪人の名をクレジットしないから、テレビだけ観た人には、この星人は名無しのままなのである。にもかかわらずみながチブル星人だと知っていたというのは、少年雑誌とか学習雑誌で盛んに書きたてたからであろう。「盗まれたウルトラアイ」にしても、彼女は「マヤ」なんて名乗っていないのだ。これは怪人ですらないから、私の記憶では、だいぶ後になってマヤと名づけられた気がする。 - 長年買い続けてきた雑誌『相撲』だが、もう買う気を失

    名乗らないチブル星人 - jun-jun1965の日記
    haineko2003
    haineko2003 2008/09/09
    "大相撲、もう廃止しろや"タイミング的にも佐藤優の陰謀論の世界。「話が通じない人」から「話が通じる人」に代ってメデタシメデタシとはいかない。しかし、親方には言わないからしゃべれで告白しちゃうってかわいい
  • 連合赤軍事件はひたすら愚劣である - jun-jun1965の日記

    私は、連合赤軍あさま山荘事件について、オウム真理教の地下鉄サリン事件と同様の、あるいは三島由紀夫の自衛隊乱入割腹事件と同様の、愚劣な、無意味な事件だとしか思っていない。ただし、フランス革命についてはそう思っていない。これらが愚劣なのは、結局は社会全体や国家の変革などまったく成し遂げられず、単に人が集団を作って何かを信奉して蹉跌した際の、行き場を失った精神エネルギーが起こした病的な事件だからである。のみならず私はドストエフスキーの『悪霊』についても、何の関心もない。 連合赤軍事件については、高橋和巳の「内ゲバの論理」を一読すれば用は足りる。人間はどうやら、集団を作ると狂気に陥るものらしい。むろん、孤独であることによって陥る狂気もあるが、私は中庸を尊ぶから、いずれもよしとしない。集団がもたらす狂気は、単に狂気なのであって、私はあさま山荘事件の連中に何一つ共感するところはない。人殺しども、と思う

    連合赤軍事件はひたすら愚劣である - jun-jun1965の日記
    haineko2003
    haineko2003 2008/09/08
    全面的に同意。つっこみそうになって自分の無知がわかる。『すばらしき愚民社会』は良書。”現代日本では、知識人やマスコミがいろいろとタブーを作ってしまったために、時に「大衆」のほうが真実を捉えている。”
  • 全共闘世代のバカ左翼・黒古一夫 - jun-jun1965の日記

    別に「全共闘世代」といわれる世代がみなバカなわけではないのだが、「全共闘世代的意識」なるものが実に愚劣な日文化のクズであることはもはや言うまでもない。 http://blog.goo.ne.jp/kuroko503/m/200808 これは黒古一夫という筑波大学教授(元は図書館情報大学教授、統合により筑波大教授)だが、まさにそのようなクズの一人である。栗原さんはもちろん、問題になった作品をみな読んで書いている。『黒い雨』について自分が書いたものが参照されなかったのが不満なようで、それはお気の毒というしかないが、この書き方ではまるで栗原さんが豊田清史の肩でも持っているようである。栗原さんは豊田と相馬正一の論争を紹介しつつ、できるだけ客観的に記述しているのだ。だいいち、『重松日記』が公刊された2001年以後は、誰もがこれと『黒い雨』を比較して自分で判断できるようになっているのだから、黒古がガ

    全共闘世代のバカ左翼・黒古一夫 - jun-jun1965の日記
    haineko2003
    haineko2003 2008/09/06
    ブログをみたけど、彼は「バカ左翼」というより「ただのバカ」みたい。栗原裕一郎さんの本はいま読んでますが、『非望』と久米正雄『破船』との(血縁)関係を示唆されてるところは「惜しい!」と思ってしまった。
  • 読んだけどつまらなかったよ - jun-jun1965の日記

    ちょいと前の日経新聞で佐々木敦とかいう人が、今の小説はダメだと言う人がいるが、読まずに言うのはおかしい、と言っていたのだが(ただし取材記事)、うーん具体的にどこのどなたさんが、読まずにそういうことを言っているのか、ちと教えて欲しいのであるが、別に私は今の小説がダメだとは言っていないし読んでもいるのだが、これは佐々木なるお方が推奨する古川日出男とかを読まねばならんのだろうと思って読み始めたが、三島賞受賞作は実につまらなかった。この人は通俗作家らしいので、そっちの代表作らしいアラビアなんとかの「大仰文体」に、またかとうんざりさせられた。 「大仰文体」は擬古典的なところもあるので、起源を探れば、中世の軍記物語や浄瑠璃にまで遡るし、歴史小説や大河ドラマ、ファンタジーやSFにも淵源するだろうが、私がはっきり最近の大仰文体の始祖と思えるのは、富野喜幸(由悠季)で、1979年のノベライゼーション『機動戦

    読んだけどつまらなかったよ - jun-jun1965の日記
    haineko2003
    haineko2003 2008/09/05
    同感。文体的にも、内容的にも陳腐でつまんない。日本はどこ?外国で自然主義がはやれば北欧、マジックリアリズムがはやれば南米か。そんならスティーヴン・キングが最高だよ。ちゃんとアメリカ文学になってる。
  • 文筆家の確定申告 - jun-jun1965の日記

    季節はずれなのだが・・・ http://yuzuki-ikuto.sblo.jp/article/12241524.html 官能小説家の柚木郁人(ゆずき・いくと)さんが、税務署へ行って自分の書名の書いてある支払調書を見せるのが恥ずかしいと書いている。 私も税法上は文筆業だが、この六年くらい、確定申告は郵送で終りである。なんで行かなきゃならないのかな。一時期は必要経費の領収書も全部送っていたのだが、二年くらい続けて、要らないといって返ってきたので、以後送っていない。だいたい税務署が気で査定するには五千万くらい年収がなきゃね、それ以下はまあどうでもいいのだ。 ところで税務署からは、文筆家用の書類様式も送られてくるのだが、これは使ったことがない。何しろこれは、この年何を連載して単行としていくらの収入などと書き込むようになっていて、使えないからである。 第一税金というのは一月から十二月までの

    文筆家の確定申告 - jun-jun1965の日記
    haineko2003
    haineko2003 2008/08/29
    笙野や車谷の小説は幻想小説であり、世間に認められたあとはただの妄想小説になったと言うブログがあった。笹原敏雄『幸福否定の構造』は純文学(評論)として読める。大衆小説(評論)はPTSDやストレスで説明する。