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感想文に関するhajicのブックマーク (6)

  • Something Orange 『らくえん ~あいかわらずなぼく。の場合~』感想

    人間は堕落する。義士も聖女も堕落する。それを防ぐことはできないし、防ぐことによって人を救うことはできない。人間は生き、人間は堕ちる。そのこと以外の中に人間を救う便利な近道はない。 ――坂口安吾「堕落論」 おもしろかった〜。でも、ひとに勧められるかどうかは微妙。ぼくは傑作だと思うけれど、他人がどう思うかまでは確信がもてない。 これが『Fate/stay night』とか『Phantom of Infelno』だったら、それなりの自信をもって勧めることができる。エンターテインメントとして普通に優れているからだ。 エロゲであるかどうかはこの際、あまり関係ない。現に両作品とも家庭用機に移植されているし(『Fate』は未発売)、同時代の小説漫画と比べてみても、はっきり傑作だと断言できる。 でも、『らくえん』はなあ。はっきりいって欠点だらけなんだよなあ。フラグ管理はいいかげんだし。文章スキップは時々

    Something Orange 『らくえん ~あいかわらずなぼく。の場合~』感想
    hajic
    hajic 2007/01/25
     パッションがあります。
  • http://camellia.cc/rozen_review.html

    hajic
    hajic 2006/11/27
     ここらくらいまで書けるとおたくも素敵だと思う
  • 浩瀚堂粋記集

    ●前書 論及び三編の考察は、先の二編に比べると抽象的な考察ではなく、具体的な事柄や言説に色々と言及するために、最初にどういったことに触れるのかまとめておく。論「統合と主権」ではヨーロッパにおける中央集権化の歴史を概説し、近代国家が齎した利点を指摘する。つまり、国家なくして市民社会は近代的足り得ないことである。「主権と契約」では所謂“契約説”の論者について概説する。一括りにされやすいホッブズ、ロック、ルソーらの思想の違いを説明しつつ、その問題点について大雑把に述べておきたい。加えて“契約説”の根幹概念である“主権”において、ホッブズから今日に至るまで、論理の飛躍点があることを指摘おきたい。つまり、“人民主権”と“国民主権”の違い、“国家形成の契機”と“統治権力の正当化”の違い、それらの論理的整合性の問題などである。これらの問題から、“契約説”を超えるフィクションが必要であると考えているの

    浩瀚堂粋記集
    hajic
    hajic 2006/09/14
    「思索とは直観された真理の抽象化の過程であり、読者はそのたった一つの真理のために、泥水を飲み込み、自ら上澄みを抽出するのである」書いてあるものと書きたいものは同じではないので読者は少しは頭を使うこと。
  • 愛でっ!空がっ!落ちてくるぅ!! - マントラプリの生涯原液35度

    こんなん呼んでみました。 愛のひだりがわ 作者: 筒井康隆出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2002/01/24メディア: 単行 クリック: 9回この商品を含むブログ (18件) を見るタイトルと表紙からほのぼのとした話なのかなと勝手に妄想していましたが、そこは筒井康隆。松永久秀と戦い、織田信長、明智光秀、豊臣秀吉の間を渡り歩いて元の木阿弥を防いだ男・筒井順慶の子孫だけのことはあります。彼が描いたのは殺伐とした北斗の拳並みの世紀末世界でした。 核兵器が炸裂した199×年なみに都市は崩壊していないものの、人心のすっかり廃れてしまった日。モヒカンやデブがグヘグヘ笑いながら出てこないかわりに、自警団や暴走族が武装して拳銃を乱射しています。いったい日に何がおきたのでしょうか?*1作中では詳しく触れられていませんが「日はこのままだとこんな風になっちまうぞ」という筒井氏からのメッセージが込

    愛でっ!空がっ!落ちてくるぅ!! - マントラプリの生涯原液35度
    hajic
    hajic 2006/07/16
     ワロタ 『愛のひだりがわ』
  • 「愛のひだりがわ」を読め! - アンカテ

    経済の停滞、創造性の減退、治安の悪化、モラルの崩壊等が極端にひどくなれば、どこかで破滅的な結果をもたらすだろう。その後何が起こるかは予想できないが、破滅の後にはいくらかでも再生の可能性もある。しかし、これらがこのままゆるやかゆるやかに、慢性的に進行したら、日は住みにくいイヤ〜な国になるに違いない。大人にとっても楽しい状況ではないが、そのような貧しい国、経済的にも貧しく、こころも貧しい国に生まれた子供たちには、どのような希望があり得るだろう。 筒井康隆は、そのような近未来の貧しい日を舞台にして、非常に希望に満ちた物語を書いた。 ちょっとでもツツイのことを知ってる者が、この「愛のひだりがわ」という小説を手に取ったら、まず字がでかくて漢字にはふりがながふってあることに驚くだろう。これはいったいどのような冗談なのかと思って読んでいくと、エロもグロもSFもパロディもドタバタも超虚構も出てこない。

    「愛のひだりがわ」を読め! - アンカテ
  • Il nome della rosa, Umberto Eco 薔薇の名前

    ウンベルト・エーコ著 河島英昭訳 東京創元社発行 日での初版は十年前1990年でした。 原作はその十年前1980年のことでした。 記号論者ウンベルト・エーコの処女小説です。 ジャン・ジャック・アノー監督、ショーン・コネリー主演で、映画化されました。 映画を見られた方も沢山いらっしゃるでしょうが、小説の方がはるかに面白いというか、奥行きがあるというか、何回読んでもその度に新たな発見があるという、複雑な構成の作品です。 「聖書」や「神曲」に精通している人には読みやすいかもしれません。 またキリスト教の歴史、就中「教皇対皇帝の権力闘争」、あるいは「フランチェスコ修道会」の成立、また「異端裁判」などなど、詳しい人には更によくわかる小説でしょう。 単なる推理小説のジャンルに入れるのは無理があるでしょう。  舞台は中世、十四世紀前半、北イタリアの山上の僧院での、たった7日間の出来事がその内容です。 

    hajic
    hajic 2006/04/06
     どきどきさせられるあらすじ。でも完全にネタバレ
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