最近、ITを使って電力を効率的に供給する次世代送電網である「スマートグリッド」が注目を浴びています。 スマートグリッドとは、簡単に情報ネットワークと制御装置を使って電力の流れを供給側、需要側の双方向から自動調整することができる高効率・高品質・高信頼度の電力供給システムです。二酸化炭素(CO2)排出量削減や電力需要平準化に寄与する21世紀の社会インフラとして期待されています。 ポイントとなるのは、住宅などに設置される「スマートメーター」です。電力消費量データを収集し、電力消費量や電気代をリアルタイムに把握することができ、電力消費量を最適に制御し、需要を平準化します。 「スマートグリッド」は、オバマ政権の環境政策「グリーン・ニューディール」の柱の一つです。エネルギー省では、30億ドルを超える技術開発費の補助金において支給対象事業の選定し、実証実験など約70の計画が進行しています。 この「スマー