国土交通省は18日、高速ツアーバスを運行する全国の貸し切りバス会社298社の緊急監査で、8割を超える250社に法令違反が見つかったと発表した。このうち48社は会社の名前を第三者に利用させる「名義貸し」や運転手の日雇いなどが判明、同省は重大、悪質な違反としている。 また高速ツアーバスを委託する旅行会社59社の監査でも、半数の28社で旅行業法違反が見つかった。 監査は4月に群馬県の関越自動車道で乗客7人が死亡したツアーバス事故を受けて5~6月に実施。重大、悪質な違反があった会社は国交省のホームページで公表する。