中国の株価がこのところ激しい値動きを見せている。上海証券取引所の株価指数、上海総合指数は、先月までの1年間で約2.5倍に急上昇した。しかしそれも6月12日をピークとして、その後急速に下落。2日の終値で、下落幅は約25%に達した。時価総額では200兆円ほど目減りしたことになる。先月、大手金融機関のストラテジストらが、中国株はバブル状態にあると警告していた。もしもバブル崩壊となれば、訪日中国人の「爆買い」に影響があるかもしれないとの観測もある。 ◆個人投資家の熱狂が支える株価。乱高下が常態 中国の株式市場では、極端な乱高下がいまだに常態だとフィナンシャル・タイムズ(FT)紙は指摘する。株価指数がわずか数時間で10%も増減することがしばしばで、6月のある日には、時価総額で7000億ドル(約86.4兆円)以上が消え去ったという。CNNによると、今月1日の上海取引所の商いでは、最後の1時間でおよそ5
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