子供の頃からのマネー教育がお金持ちを作る 私たち買い手が、情報で優位にある売り手に対抗するには、どうすれば良いのでしょうか。何よりも、私たち買い手の金融リテラシーを高めることが大切です。 今回までの10回にわたる「楽しく学ぶ『お金』の教養講座」を読んでいただいた読者の皆さんは、リテラシーが高まったのではないでしょうか。 米国は「マネー教育先進国」と言われています。早くから、学校教育の場で消費者教育の経験や経済教育が展開されていて、自立を促す実践的な教育カリキュラムが組み込まれています。クレジットシステムの先進国ですので、クレジット教育も盛んに行われています。 たとえば、世界第3位のお金持ちであるウォーレン・バフェットは、6歳の時に小遣い稼ぎでコカコーラを売り歩いたと言います。それが今はコカコーラの大株主ですね。 また、世界的な投資家にジム・ロジャーズがいます。ジョージ・ソロスとともにクォン