数字は嘘をつかなくとも、データを言葉に翻訳するときに嘘に変わることがあります。 その原因の1つとして挙げられるのが、相関関係と因果関係を混同してしまうことです。 データに騙されて損な選択をしないためにも、この2つの違いは実例を交えてしっかりとおさえておく必要があります。 今回は、意外と見落としてしまいがちな「データの嘘」、相関関係と因果関係の違いを具体例を見ながら解説していきます。 photo credit:fdecomite 相関と因果の関係相関関係とは「一方の値の大きさと、もう一方の値の大きさに関連性がある」関係のこと。 例えば「Aが多いとき、Bも多い傾向がある」という場合、「AとBは正の相関関係がある」と言います。 ※逆に「Aが多いとき、Bは少ない傾向がある」という場合は「AとBは負の相関関係がある」と言います。 一方、因果関係とは「原因と結果」のつながりがある関係のこと。 「Aが原