2013年8月14日(世界時)に板垣公一さんが発見した新星「いるか座 V339」。 (クレジット:板垣公一) 新星の発見 夜空で突然明るく輝く天体「新星」――夜空に新たな星が出現したように見えることからこう呼ばれてきました。実際には、連星系を成す2つの星の1つから流れ出したガスが、もう1つの白色矮星(わいせい)の表面に降り積もり、それがある量を超えたときに核爆発を起こして極めて明るく輝く現象です。そのため、この明るく輝く現象を「新星爆発」と呼ぶこともあります。 天の川銀河の中の新星は、1年に数個ないし十数個程度発見されていますが、その発見にはアマチュア天文家による観測が大いに寄与しています。いつどの方向に出現するか予測できない新星は、夜空を日々くまなく捜索する地道な観測で発見されます。また、発見後に行われる緻密な追観測が、天文学上の新たな発見に結びつくということがままあるのです。 新星をす