フィンランド化(フィンランドか、独: Finnlandisierung 英: Finlandization)は、「フィンランドは民主制と資本主義を維持しつつ、ソ連やロシアの意思には絶対反抗しない」という前提に従い、1948年から2023年までの75年間に渡りとり続けられた外交政策。 冷戦以降、他の国がフィンランドのような行動をとる時にも、この言葉で指すことができる。2023年4月4日、ロシアのウクライナ侵攻を眼前にしたフィンランドは中立政策を放棄[1]、北大西洋条約機構(NATO)に加盟してロシアと対抗することを表明した[2][3][4]。これによりフィンランド化は、2023年の時点で正式に崩壊したと言える。 概要[編集] フィンランドとソビエト連邦の外交関係になぞらえた語である。第二次大戦後、パーシキヴィ・ケッコネン路線と呼ばれる中立路線を皮切りに進められた軍事的に対立する大国間の紛争の