NHKで放送がはじまった『大河ファンタジー 精霊の守り人』(毎週土曜 後9:00、全4回)。19日の初回の番組平均視聴率は11.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と上々の滑り出し。原作者の上橋菜穂子氏は実写版『精霊の守り人』をどう観たのか。 【写真】その他の写真を見る ■「よくぞここまで、誠実に一生懸命、映像化してくれた」 私の『精霊の守り人』という本は、実は今年で20歳(はたち)になります。シリーズ第1作が出版されて20年になりました。小学校の図書館で出会ったという人たちが、いまは立派な大人になって、「そろそろ自分の子どもにも読ませられます」というくらいになっております。この20年の間に、日本だけではなく世界中、いろいろなところで読んでいただけるようになりました(7ヶ国語に翻訳)。しかし、私はこの20年の間に、アニメにはなっても実写でこれをやっていただけるなんて、露にも思っていませんで