2017年7月4日は、NASA(米航空宇宙局)が送り込んだ探査車(ローバー)が火星の地表で稼働してから20周年にあたる日だ。1997年の同日、探査機「マーズ・パスファインダー」が火星への着陸に成功。その後3カ月にわたって探査を実施し、火星の大気と気候を分析、岩石や土壌の組成を調査した。(参考記事:「米スペースX、壮大な火星移住計画を発表」) このパスファインダーに続いて、NASAは8台の探査機を火星に送り込んでいる。 2004年には、「スピリット」と「オポチュニティ」が火星に着陸し、水の痕跡を探る。岩だらけの火星の地表の写真を何千枚も撮影。データを収集した結果、火星はかつて水の惑星であったと信じるに足る証拠を発見した。その後、スピリットは息絶えたが、オポチュニティは今でも機能している。(参考記事:「火星の重力マップ公開、驚きの新事実が明るみに」) 2012年8月、火星に送り込まれた探査車の