アルマ望遠鏡が、太陽に接近中の46P/ウィルタネン彗星を観測しました。高い解像度を活かして、彗星中心部のガスの成分や分布の調査が進んでいます。 「この彗星は地球にも近づいて明るく見えるので、プロの天文学者からもアマチュア天文家からも注目されています。つまり、他の彗星よりずっと詳しく観測できるのです。」とNASAの天文学者マーティン・コーディナー氏はコメントしています。コーディナー氏は、アルマ望遠鏡を使ったウィルタネン彗星観測の代表者でもあります。「彗星が太陽に近づけば近づくほど、氷を含む彗星本体の温度が上がり、内部に持っていた水蒸気やさまざまな物質をふきだすようになります。これが、彗星の尾になります。」 アルマ望遠鏡では、「汚れた雪玉」とも形容される彗星核を取り巻くシアン化水素分子(HCN)が放つ電波を観測しました。そして、HCN分子の分布をとらえることに成功しました。 左がアルマ望遠鏡が
土星の環を構成している氷の粒子は土星本体へ雨のように降り注いでいるため、環はいずれなくなってしまう運命にある。最新の研究によると、1億年以内に環が消えてしまうかもしれない。 【2018年12月26日 NASA】 土星本体へは、環から氷の粒子が雨のように降り注いでいる。これは探査機「ボイジャー2号」が1981年に撮影した画像に見られた、北半球の中緯度域の成層圏内に存在する3本の暗い縞模様がきっかけとなって明らかになったことだ。 NASAゴダード宇宙飛行センターのJack Connerneyさんたちの研究チームは1986年の研究論文で、この模様と土星の強力な磁場との関係を発表した。環の中で帯電した氷の粒子が磁力線に沿って土星の環から土星へと移動し、成層圏のもやを流し、その部分が反射光では暗く見えている、というものだ。 土星の環はほとんどが氷でできており、その粒の大きさは肉眼で見えないほどの塵ほ
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