恒星「KELT-9」(上)を周回する系外惑星「KELT-9b」(下)を描いた想像図。ベガにもKELT-9bのように高温な系外惑星が存在する可能性が示された(Credit: NASA/JPL-Caltech)コロラド大学ボルダー後のSpencer Hurt氏らの研究グループは、一般にもよく知られた一等星「ベガ」に太陽系外惑星が存在する可能性を示した研究成果を発表しました。 地球から約25光年先にあるベガは「こと座」の一角を成す青白いA型星で、七夕の「織姫」としておなじみの星です。七夕の「彦星」である「わし座」のアルタイルや「はくちょう座」のデネブとともに「夏の大三角」を成す星でもあります。太陽と比べてベガの質量は約2.2倍、直径は約2.4~2.7倍(赤道付近がふくらんだ形)で、表面の平均温度は摂氏約9400度とされています。 ■約2日半で公転する系外惑星が存在するかもしれない研究グループが地