2021年8月9日から10日にかけて、欧州宇宙機関(ESA)とアメリカ航空宇宙局(NASA)の太陽探査機「ソーラー・オービター」、およびESAと宇宙航空研究開発機構(JAXA)の水星探査ミッション「ベピ・コロンボ」の探査機が、相次いで軌道を変更するための金星スイングバイを実施しました。 【▲ 太陽探査機「ソーラー・オービター」を描いた想像図(Credit: ESA/ATG mediala)】まずは日本時間8月9日、ソーラー・オービターが金星の表面から7995km以内を通過しました。ソーラー・オービターは2020年12月に1回目の金星スイングバイを実施しており、今回は2回目の金星スイングバイとなります。 こちらのアニメーション画像にはソーラー・オービターに搭載されている光学観測装置「SoloHI(Solar Orbiter Heliospheric Imager)」を使って最接近前に撮影され