【読売新聞】 新型主力ロケット「H3」2号機が17日午前、種子島宇宙センター(鹿児島県南種子町)から打ち上げられる。鹿児島県内には、ロケットの発射場が宇宙センターと内之浦宇宙空間観測所(肝付町)の2か所ある。実は鹿児島は、江戸時代に
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JAXA筑波宇宙センターを訪れた大森陽生君(右)からの手紙を手にする岡田匡史さん=2023年11月、茨城県つくば市 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は国産新型のH3ロケット2号機を2月17日打ち上げる。1号機の打ち上げ失敗から1年。福井新聞の記事をきっかけに、JAXAの岡田匡史プロジェクトマネジャー(61)と交流が生まれた、宇宙大好き少年の大森陽生君(9)=福井県鯖江市=は「次こそ成功を」と熱い視線を送る。H3開発を率いる岡田さんは本紙の取材に「H3ロケットの燃料は水素と酸素ですが、ロケットエンジニアの燃料は全国の子どもたちのエール」と語った。 1号機の打ち上げ失敗は2023年3月7日。岡田さんは直後の記者会見で「このような結果になり申し訳ない。1日も早くリターン・トゥー・フライト(飛行再開)を目指したい」と語った。打ち上げ失敗を学校で知ったという大森君は、帰宅後すぐに会見の映像を確認。本
「H3」の2号機は17日午前9時22分すぎ、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられました。 JAXA=宇宙航空研究開発機構によりますと、2号機は補助ロケットや1段目のエンジンを切り離しながら上昇を続け、午前9時40分ごろ、ロケットの2段目のエンジンの燃焼が停止し目標の軌道に到達したということです。 その後、搭載した2つの超小型衛星を切り離して軌道に投入したほか、アルミ製の模擬衛星の分離動作も確認するなど計画どおりに飛行し、打ち上げに初めて成功しました。 「H3」は去年3月に打ち上げた初号機では2段目のエンジンが着火せず打ち上げに失敗していて、JAXAなどはおよそ1年かけて対策を講じ、17日の打ち上げに臨んでいました。 「H3」は、現在運用されているH2Aに代わる新たな主力ロケットで、激しさを増す宇宙ビジネスをめぐる国際競争で今後の日本の宇宙開発を担う“切り札”として対抗していくことが
2015年に「重力波」の観測に成功して以降、現在の天文学は重力波を宇宙の観測手段とする段階に入っています。岐阜県飛騨市に設置された大型低温重力波望遠鏡「KAGRA」は、重力波の詳細な観測を行うため、他国の重力波望遠鏡と連携していました。 しかし、2024年1月1日に発生した「令和6年能登半島地震」でKAGRAの装置の一部が損傷を受けたことが判明し、詳細な被災状況が2月5日に報告されました。現時点では具体的な時期は未定なものの、KAGRAは2025年1月の共同観測期間終了前までに観測運転を再開することを目標としています。 【▲図1: 神岡鉱山坑道内に設置されたKAGRAの一部(Credit: 東京大学宇宙線研究所 & 国立天文台)】■「重力波」は本格的な天文観測の手段となりつつある1915年にアルベルト・アインシュタインが提唱した一般相対性理論では、重力に関する様々な現象が予言されていました
NASA=アメリカ航空宇宙局は去年地球に帰還した探査機のカプセルに、小惑星で採取した砂などのサンプル、あわせて120グラムあまりが入っていたと明らかにしました。これは、同じように小惑星からサンプルを持ち帰った日本の「はやぶさ2」を大きく超えていて、今後、日本も含む各国の研究者が分析を進める予定です。 NASAの探査機「オシリス・レックス」が地球と火星の間の軌道を回る小惑星「ベンヌ」に着地して採取した、砂などのサンプルが入ったカプセルは去年、地球に帰還し、アメリカ・ユタ州の砂漠から回収されていました。 NASAは、特殊なクリーンルームの中で、慎重に開封作業を進めてきましたが、15日、回収したサンプルの量があわせて121.6グラムだったことを明らかにしました。 これは日本の探査機「はやぶさ2」が2020年に小惑星「リュウグウ」から持ち帰ったおよそ5.4グラムを大きく超えています。 サンプルはこ
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