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ブックマーク / ameblo.jp/nanika-possible (2)

  • 『スキのある文章・・・』

    最近、わりあい続けて梨木香歩さんのを読んだ。 今まで梨木さんが描く様な物語は読んでこなかったが、こういうのを時折読むのはイイ。 何といってもすぐに読めるのがイイ。ページも薄いし、文章も簡単だから気楽に読める。 気楽に読めるが、後に何も残らないわけではない。(別に何かが残るのがイイというものでもないけど・・・) ほんの少し、何かがホッコリと自分の感情に積み重なり、気持ちの隙間を埋めてくれる・・・ような気がする。 文章と文章の間、語句と語句との間にある隙間。隙。スキ。 よく、「行間を詠む(読む)」などと云われる、あの“行間”に相当するものだ(チョットちがうか?)。 “スキ”の開け方によって、あるいは“スキ”の向こうに見え隠れするモノによって、その文章の印象は異なる。文章どころか、物語全体の構成や雰囲気さえも左右する場合だってある。 梨木香歩さんは、“スキ”の取り方、隙間の微妙な開け方、隙の向

    『スキのある文章・・・』
    halca-kaukana
    halca-kaukana 2007/06/03
    梨木香歩の作品と、それに見える「スキ」の話。読者に様々な考えを許してくれる作品の「余裕」のようなものかな。そういう作品もまた面白い。
  • 『『脳は空より広いか 「私」という現象を考える』 その1』

    Wider than the Sky (2004) 『脳は空より広いか―「私」という現象を考える』 ジェラルド・M・エーデルマン/著、 冬樹純子/訳、 豊嶋良一/監修  草思社(2006) 『脳は空より広いか』 ・・・・・なんとも綺麗な書名だ。 ところが、内容は徹頭徹尾冷徹な科学書だ。 あるニューロン(群)が発火(活動電位の発生)すると神経伝達物質や化学物質が放出される。すると、それらを受け取った別のニューロン(群)が活動電位を発生させる。そしてまた、次のニューロン(群)が・・・・・ このような連鎖が脳内のいろいろな場所で、すさまじい数のニューロン間でダイナミックに繰り広げられる。 脳内のダイナミックな活動プロセスが、我々が有する主観的な感覚や思考や情動、すなわち “意識” を生む。 書は、 “意識” と “脳内で起きている出来事” を物理的な因果関係で説明しようとするものである。 少々

    『『脳は空より広いか 「私」という現象を考える』 その1』
    halca-kaukana
    halca-kaukana 2006/12/14
    凄いタイトルの本だ。是非読みたい。
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