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  • 特集:旧石器発掘捏造、発覚10年 「最古」に踊った夢の跡 - 毎日jp(毎日新聞)

    「旧石器遺跡発掘捏造(ねつぞう)」の発覚から、5日で丸10年になる。考古学への信頼を地に落とし、海外メディアも注目した大スキャンダル。かつて「原人ブーム」にわいた現地からの報告や、その後の考古学者の活動を通じ、前代未聞の騒動が残したものを振り返る。【仙台支局・高橋宗男、学芸部・伊藤和史】 ◇「誰も来ない、荒れ地のまま」 ■上高森 原人ブームを巻き起こした「発掘現場」はひっそりと静まり返っていた。宮城県栗原市築館(つきだて)(旧築館町)上高森(かみたかもり)。東北自動車道築館インターチェンジから車で十数分の丘陵地はかつて「上高森遺跡」と呼ばれた。 取材班の一人として、捏造の一部始終をビデオで押さえることのできた決定的現場。発覚後の01年12月に遺跡登録を抹消され、一帯は埋め戻されていた。 「あれからもう10年ですか」。地権者の奈良坂茂さん(72)は「自分の土地に大昔から人類が暮らしていた」と

  • 時代の風:「ホメオパシー」をめぐって=精神科医・斎藤環 - 毎日jp(毎日新聞)

    ◇背景に自己承認の要求 代替医療として知られる「ホメオパシー」にまつわる事件が、このところ立て続けに起きている。 そもそもの発端は、年5月に、ホメオパシー治療で乳児が死亡した事件の訴訟が山口地裁で起こされたことだった。助産師のアドバイスで一般に使用されるビタミンKを乳児に投与せず、ホメオパシーのレメディー(砂糖玉)のみ投与したため、乳児がビタミンK欠乏性出血症で死亡したというものだ。 このほかにも、やはり年、東京都国立市に住む40代の女性が、進行した悪性リンパ腫の治療をホメオパス(施術者)にゆだねて病院を受診せず、そのまま死亡するという事件もあった。 これらの事件をきっかけとして、まずネット上でホメオパシーへの批判や告発が急速に広がり、マスコミでも次第にその危険性が報道されるようになった。 ホメオパシーとは、約200年前にドイツの医師ハーネマンによって創始された治療法である。ある症状を

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