これまでも政策やビジネス分野で長らく議論されてきた「持続可能性」は、近年、より若い層においても自分たち自身の未来に関する課題として関心が高まっている。 昨年、スウェーデンの15歳の少女Greta Ernman Thunbergさんが始めた気候変動に対する取り組みを促す小中高生による政治運動「Fridays For Future(未来のための金曜日)」は、今年3月には世界120カ国以上に広がりをみせていると報じられた。 そして高等教育機関においては、多様なコースやキャンパス運営を通じて、「持続可能性」に関する具体的な研究やプロジェクトが進められるようになっている。 トランプ大統領によるパリ協定の離脱宣言など、政府による取り組みに懸念が募る米国においても、2005年に設立された「高等教育・持続可能性促進委員会Association for the Advancement of Sustaina