10月中旬、警察庁が「道路交通法の改訂を含めて、自動運転に関する法整備を有識者と議論する」との見解を示した。 この見解は、10月上旬にトヨタ自動車が「2020年までに自動運転車の販売を目指す」と発表したことと連動している。 10月頭、トヨタはフランスのボルドーで開催された「第22回ITS(高度交通システム)世界会議」に合わせて、760MHz帯域を利用した路車間通信や車車間通信、さらに歩行者に対する歩車間通信を公開した。 この一連の自動運転技術は内閣府が関係各省庁と推進する「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)」の目玉である。第44回東京モーターショー(一般公開は2015年10月29~11月8日)や、その直前に開催するSIP(戦略的イノベーション創造プログラム)関連のイベントと連動し、日本方式のITS(高度道路交通システム)や自動運転戦略を世界にアピールする。