「感度分の16」というのをご存知でしょうか? これは写真家 渡部さとるさんの著書「旅するカメラ」(現在三冊刊)に書かれてある、露出計を必要としない撮影方法なんです。以下に「感度分の16」の意味を「旅するカメラ2」から引用させて頂きます。 世界中、晴天なら太陽の光の量は一緒。晴れた日に写真を撮りたければ、絞りをf16まで絞って、シャッタースピードを「1/ISO感度」にセットすればいい。ISO400のフィルムなら400分の1秒、ISO100なら100分の1秒だ。400分の1秒(100分の1秒)の設定がなかったら500分の1秒(125分の1秒)に合わせる。シャッタースピードがちょっとだけ速くなって光を取り込める量が少なくなるから、絞りをほんの少し開けてあげる。具体的には500分の1秒(125分の1秒)で絞りはf11半(f11とf16の中間)となる。これが晴れた日の光の量だ。僕はこの法則を「感度分