「ワーク・ライフバランス」代表の小室淑恵さんは、育児や介護などで会社を休職している人のためのオンラインサービスを提供している。ネットを使って休業者と上司のコミュニケーションを促進するには、ちょっとした秘訣があるそうだ。 現在30歳前後となる就職氷河期世代は、不況の影響で正社員採用が絞りこまれていた世代で、長時間労働やメンタルヘルスについて悩みを持つ人が多い。「仕事と生活のバランス」について考えている人は多いだろう。特に女性の場合は、出産するかしないか、出産したら育児と仕事を両立できるか、悩みは尽きない。現在は仕事一筋の男性でも、家族と接する時間をもっと増やしたいと思ったり、育児休業の取得を検討している人もいるだろう。 小室淑恵(よしえ)さんは、就職氷河期世代の1975年生まれで、その名もずばり「ワーク・ライフバランス」という名前の企業の代表だ。1999年に資生堂に入社し、2000年に入社2