IT化において組織の観点は不可欠 一般的には、情報システム部門が担う役目は、社内のさまざまな業務のIT化と、それによって経営に貢献することだととらえられていると思います。この社内のIT化というテーマを推進していくと、どうしても避けて通れないものがあります。それは「組織」です。 会社というのはある程度の規模になると組織だった構造になっていきます。そしてIT化が求められるのは規模の問題を解決することだったりします。では組織が抱える規模の問題とは何か。それは、「コミュニケーション」です。 組織の2つの側面 そもそも組織には2つの面があります。1つは「機能体としての組織」であり、もう1つは「共同体としての組織」です。機能体というのは、組織が目的を達成するために遂行すべき仕事のまとまり/しくみとしてのものです。そして共同体というのは、そこに集う人たちの人間関係の場としてのものです。 この両者はコイ
![第2回 組織と情報流通 | gihyo.jp](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/9c0a73d8189e595ea03076ecc3a2615672bf5973/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fgihyo.jp%2Fassets%2Fimages%2FICON%2F2009%2F382_info-system.png)